会社情報

【会社情報】

次に、会社情報の設定を行います。
会社情報とは、会社名などの基本データや、運用に関する細かな設定の情報のことです。

リボンの『設定』をクリックすると、以下の画面が表示されます。

会社情報

 

『設定⇒会社情報』を選択すると、以下のダイアログが表示されます。

 

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【基本情報】

(1)会社コード
他の会社データと区別するための、識別コードです。1から99までの2ケタの数値が入力できます。
通常は[1]を指定します。
会社データが複数ある場合には、他の会社コードと重複しないコードを入力します。
▼ボタンで電卓が出てきますので、電卓から数値を入力することも可能です。
※以下の「共通工事」以外の設定は、データ作成で設定しているはずなので、必要がなければ特に修正する必要はありません。

(2)会社名
会社名称を入力します。全角で15文字、半角で30文字まで入力できます。

(3)開始日付
データを入力する開始日を指定します。通常は財務会計上の期首日を入力しますが、期首日でなくても構いません。
▼ボタンでカレンダーが出てきますので、カレンダーから日付を入力することも可能です。

(4)代表者名
会社の代表者を入力します。全角で10文字、半角で20文字まで入力できます。

(5)郵便番号
会社データの郵便番号を入力します。
[112-0001]の形式、もしくは[1120001]の形式で入力してください。

(6)住所1
会社の住所を入力してください。
たとえば、「東京都文京区白山4-5-99」のように、住所を入力します。
全角で20文字、半角で40文字まで入力できます。

(7)住所2
住所1だけで文字数が足りない時には、ここに入力します。
たとえば会社のビルの名前などを入力したい場合には、「新宿第一ビル4F」などのように入力します。

(8)電話番号
会社の電話番号を入力します。
[03-1111-2222]などの形式で入力してください。

(9)FAX番号
会社のFAX番号を入力します。
[03-1111-2222]などの形式で入力してください。

(10)一般管理係数
原価の何パーセントが一般管理費に相当するのかを設定します。この設定は粗利率の計算などの関係します。
通常は10%くらいですが、企業によってはそれ以上や、それ以下の一般管理費を計上するところがあります。
一般管理費に計上しないなら、0%に設定してください。

(11)共通工事
機械経費や間接費の配賦をする際の全社共通の工事を設定します。
通常は[9999999999:共通工事]のような工事を工事マスターで登録しておいて、設定しますが、特に必要がなければ、最初のうちは設定しなくても大丈夫です。

『安全項目』タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。

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【安全項目】

(1)安全項目タイトル
本システムでは作業日報入力時に、安全項目や注意事項など、20個のチェック項目を記載することができます。
ここではそのチェックするべき項目について設定することができます。
使用しない項目は空白にしておいてください。

会計処理タイトルタブをクリックすると、以下の画面が表示されます。

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【会計処理】

(1)税額端数処理
消費税の端数処理の設定を行います。
日報を入力したとき、帳票を出力したときなどに自動計算されます。

(2)消費税変更日付
消費税率が改正された日付の設定を行います。
システムではここで設定された日付に該当する消費税率を求め、消費税額の自動計算を行います。

高度な設定タイトルタブをクリックすると、以下の画面が表示されます。

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【高度な設定】

(1)完成工事を入力した時の処理
完成した工事の日報を入力したときの警告表示の有無を指定します。
通常完成した工事に関しては日報を入力することはありませんが、誤って工事を指定した場合のために、警告を表示することができます。
もちろん敢えて完成した工事に日報を入力しなければならないこともあるため、警告だけです。

(2)利益の計算方法
工事関連帳票で表示させる利益の計算方法を指定します。
「一般管理費」は、実際の原価金額に、会社基本情報設定で指定された一般管理係数を乗算して求めますが、その一般管理費を利益に含めるかどうかを指定します。
含めない場合には、利益計算に一般管理費はいっさい考慮されません。
(一般管理係数を0%にしたときと同じ結果になります)

(3)鑑の集計期間
本システムでは、工事関連帳票に「鑑」と呼ばれる工事情報が表示されます。

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その鑑の情報の集計方法を選択します。
指定した機関の範囲で集計する方法と、累計で集計する方法があります。

(4)鑑の原価率表示
予定原価率、実質原価率を表示させるかどうかを指定します。
予定原価率とは、実行予算額を契約金額(税抜き)で除算し100(%)を乗算したものです。実質原価率とは、工事原価累計金額を契約金額(税抜き)で除算し100(%)を乗算したものです。
予定原価率、実質原価率に関しては、工事一覧表に詳しく説明が載っていますので、そこを参考にしてください。

(5)工期表示方法
工事関連帳票で工期を表示する際の、工期の求め方を指定します。
枝番号工事も含めれば、工事コードが同じ枝番号の中で一番早い着工日と一番遅い完成日が表示されることになります。

(6)伝票No登録後のNo初期値
伝票を登録した後の数値の初期値を指定します。
直前の値にプラス1した値を初期値にするか、最大登録番号にプラス1した値かを選択できます。

(7)注文No登録後のNo初期値
発注伝票を登録した後の数値の初期値を指定します。
直前の値にプラス1した値を初期値にするか、最大登録番号にプラス1した値かを選択できます。

(8)同時入力の許可
ネットワーク版の場合、日報での同時入力を許可するか否かを設定します。
スタンドアロン版の場合には関係ありません。

(9)数量桁数
本システムで入力する数量の桁を設定します。
0~3桁まで設定が可能です。

(10)単価桁数
本システムで入力する単価の桁を設定します。
0~3桁まで設定が可能です。

(11)詳細設定の保存方法
本システムでは、各メニューに「詳細設定」というボタンがついていて(F11)、各メニュー個別の設定をすることができます。
ここではその詳細設定で設定した値を、データに持つのか、それともレジストリに持つのかを設定します。
データに持った場合には、設定したデータは全社共通になりますが、レジストリに持った場合には、パソコンごとに異なる値を設定できます。
お客様の運用方法に応じて設定してください。

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